はじめまして。ゲティスバーグ大学で日本語1年生と2年生のクラスのティーチングアシスタントをしている、すくもたかなこです。関西外国語大学で4年間日本語教育を学び、今年の春、大学を卒業しました。まだこちらに来て一ヶ月半ほどで、日本語教員としても駆出しの身なので、日々勉強の新鮮な毎日を送っています。
私のいるゲティスバーグ大学は、アメリカ北東部、ペンシルバニア州ゲティスバーグにあります。ゲティスバーグは人口7500人の小さな町ですが、自然豊かな落ち着いた町です。また、南北戦争や、かの有名なリンカーンが演説を行った地という歴史のある町でもあります。そのため、春から秋の観光シーズンにはたくさんの観光客がゲティスバーグの町を訪れ、小さな町もにぎわいを見せます。そんな歴史ある町にあるゲティスバーグ大学では、2600人の学生が日々勉学に励んでいます。規模は小さいですが、環境もよく、アットホームな雰囲気の大学です。今回はそんなゲティスバーグ大学と町のイベントを少しご紹介したいと思います。
8月
入学式:ゲティスバーグ大学の入学式はPennsylvania Hallという建物の前の広場(屋外)で行われます。まだ暑い夏の日差しが降りそそぎます。
9月
Ocean Festival:普段の学食の食事に代わって、かに・えびや、魚介類を使った料理などが夕飯として振る舞われます。
10月
Apple Harvest Festival:ペンシルバニア州はりんごの生産で名高く、ゲティスバーグ周辺にもりんご農園が多く見られます。りんご農家の人は、収穫期である10月に農園の近くに屋台を出しアップルサイダーやアップルパイを売ったり、様々なイベントを行ったりして収穫を祝います。
Reading Days:月の半ばにReading Daysと呼ばれる5日ほどの休みがあります。学生は寮生活をしているので、多くの学生はこの休みに各自の家に帰ります。
11月
Live Festival:学生のネット投票で選ばれたバンドがキャンパスに来てライブをします。2年前には日本のテクノ音楽バンド「POLYSICS」が招かれました。今年はアメリカのバンドグループ「Reel Big Fish」がライブを行います。
Snow Ball:‘Ball’とはダンスパーティーのことです。学生はドレスなどを着て、おしゃれをしてパーティーを楽しみます。しかし、ダンスパーティーと言ってもフォーマルなものではなく、日本で言う“クラブ”のようなものです。
Thanks Giving Dinner:アメリカでは11月下旬に“サンクスギビング(感謝祭)”という祝日があります。サンクスギビングの前夜、Dinning Centerと呼ばれる学生の食堂では、ターキー(七面鳥)やポテトなど、サンクスギビングならではの料理が出されます。
12月
期末試験
冬休み:期末試験が終われば待ちに待った冬休みです。休みは1ヶ月弱あります。
1月 春学期
2月
アカペラの歌をプレゼント:バレンタインデーの時期になると、“歌を売る”人たちがいます。その人たちから“歌を買う”と自分の家族や恋人、友人などに、電話ごしに歌を歌ってくれます。
3月
春休み(イースターブレーク):イースター(復活祭)前後の約1週間、学校は休みになります。
4月
Spring Festival:4月中旬に行われるこのイベントは学生が様々なゲームをしたり、お酒を飲んだりして楽しみます。
5月
期末試験
夏休み:ゲティスバーグ大学の夏休みは約3ヶ月間です。ゲティスバーグの町ではだんだんと観光客の姿が見られるようになっていきます。
卒業式:入学式と同じくPennsylvania Hallの前で行われます。卒業生はローブを着て、一人一人卒業証書をもらいます。
以上、一部ですが、大学の行事と町のイベントを紹介させていただきました。この記事を書くにあたり、日本語を学んでいるLaura Symborskiさん、Sara Newsomeさん、Ashleigh Pippinさん、Yesenia Cadenasさんに協力してもらいました。また、日本語中・上級の学生が、様々なテーマや日々の生活についてブログを書いています。よろしければ、こちらもどうぞご覧下さい。
・ 日本語4年生
・ 日本語3年生
3 comments:
アメリカ史では有名なゲティスバーグ、私もぜひ一度行ってみたいです。
それほど遠くないですし、ぜひいらしてください。喜んで案内させていただきます。お待ちしています!
ゲティスバーグの卒業生です。
なつかしい。。
Post a Comment